旅行、留学、どこに行きたい?特色溢れるスペインの地方を独断と偏見に基づいて紹介します

スペインは「太陽と情熱の国」と呼ばれることもありますが、実は、びっくりするほど多様性に富んだ国なんです!

こんにちは。スペインのどこに行こうかなーと考え始めたら旅情報を巡りすぎて帰ってこれなくなったnao@suiheilineです。

さて、スペインといえば何をイメージしますか?

生ハム、ビール、サングリア、パエリア、オレンジ、タパス、トマト、ゲルニカにサグラダファミリア、そして青い空。

食べ物ばかりで申し訳ないのですが、こんな感じではないでしょうか?ですよね?私もです!

でも、実際行ってみたらそんな印象ひっくり返りました!と言いたいところですが、私としてはそのイメージは大して変わりはしませんでした。通ぶりたいですが変わらないものは仕方ないです。

ですが、それだけじゃないのも知っています。スペインはとても大きい国なので、北部と南部の風景、びっくりするほど違うんですよ。

スペインの地図をみてみよう

60-1色分けで州を示しています(塗り忘れた箇所があるのはお許しを)。

このように、スペインは本土の15州と、諸島の2州、合わせて17の自治州から成り立っています。

この自治州の下が、さらに50の県に分けられます。あと、アフリカ大陸に飛び地が二つ。

そんなスペインを強引に紹介してみたいと思います。行ったことがない場所も多分に含まれますので、独断と偏見に溢れていることをご承知の上でごらんください。

Twitterなどから写真を一枚ずつと、(観光的に有名な)主な都市を挙げてみました。

北部

緑豊かな、スペインの一般的なイメージとは一線を画すEspaña verde(エスパーニャ・ベルデ=緑のスペイン)と呼ばれる地域です。ヨーロッパ風の(?)美しい街や村が多く、個人的には一番惹かれます。

夏は避暑に最適で、雨が多く湿度は高めだけれども、西海岸性気候のため冬の寒さはそれほど厳しくないそう。寒くない、はおそらく思ったよりもとか、想像よりも、という意味だと思いますが。

ガリシア州

近年のスペインバルの流行に乗り、タコのガリシア風のおかげでなんとなく有名になっている気がします。スペインの北西、端っこです。入江の多い地形で、リアス式海岸の由来になった地域。

キリスト教の三大聖地の一つであるサンティアゴ・デ・コンポステーラがあります。世界遺産にもなっている巡礼路の終点です。

主な都市

サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ビーゴ、ア・コルーニャ、オーレンセ、ルーゴ、ポンテベドラ

アストゥリアス州

海岸線は起伏に富み、内陸は山地が多く自然豊か。ガリシア州と同じくイスラム文化の影響をさほど受けていない、ケルト文化の残る土地です。

9世紀頃の王国時代に修道院などが盛んに建てられ、現在ではアストゥリアス王国の建築物群として世界遺産に登録されています。

主な都市

ヒホン、オビエド

カンタブリア州

サンタンデール県のみで構成される州です。カンタブリア海と2500mを越える山脈に挟まれた、自然豊かな土地。私が北部に興味を持つきっかけともなったポテス村があります(Twitterの写真がそれです)。

世界史の教科書でお馴染みのアルタミラ洞窟もカンタブリア州にあります。洞窟壁画と言ったらフランスのラスコーかアルタミラですね。

主な都市

サンタンデール

バスク州

独立運動が盛んで、独自のバスク語が生きている地域です。(詳しくないので口を慎みます)

スペイン内戦中に爆撃に晒されピカソの絵のモデルとなったゲルニカ(現ゲルニカ=ルモ)や、グッケンハイム美術館のあるビルバオ、最近美食の町として有名になってきたサンセバスチャンなどがあります。

主な都市

ビルバオ、サンセバスチャン

ナバーラ州

北東はフランスとの国境でピレネー山脈と接しており、南は平原。バスク地方(バスク文化圏)の一端をなしており、一部地域ではバスク語も公用語されているようです。

毎年7月、州都のパンプローナでは、牛追い祭りとして有名なサン・フェルミン祭が開催されます。巡礼の要所としても有名です。

主な都市

パンプローナ

東部

地中海性気候で一年を通して温暖な地域…と言われています。地中海沿岸のビーチは海水浴にはうってつけです。

カタルーニャ州

フランス語に似たカタルーニャ語(=カタランcatalán)が話される地域です。独立運動が盛んで特に昨年末から動きが大きいですが、これからに注目です。

アントニオ・ガウディの作品群をはじめ、スペイン観光では外せない大都市バルセロナがあります。落ち着いた、モダンな都会というイメージ。

主な都市

バルセロナ、ジローナ、タラゴナ

60-2

バレンシア州

青森と林檎が切っても切れない関係のように、日本人にとってバレンシアと言ったらオレンジです。実際のところ、スペイン人にとってはどうなんでしょう。

州都バレンシアには大きな市場があり、食も豊かです。パエリアの発祥の地と言われています。falla(ファリャ/ファジャ)と呼ばれる火祭りでも有名です。

主な都市

バレンシア、アリカンテ

アラゴン州

北部はピレネー山脈、南部も標高が高く、中央部のみ低地となっています。

スペイン王国の始まりはアラゴン王国フェルナンド2世とカスティーリャ王国のイサベル1世の婚姻によるとされていますが、そのアラゴン王国があったのがこのあたり。

主な都市

サラゴサ、テルエル、ウエスカ

中部

メセタと呼ばれる高地帯が広がっています。乾燥しており、朝夕・夏冬の寒暖の差も激しい地域です。

ラ・リオハ州

州としては一番小さくて、人口も30万人ほど。最近はスペインワインが流行っていますが、その中でも一二を争うほど有名な、リオハワインの生産地です。

主な都市

ログローニョ、カラオーラ

カスティーリャ・イ・レオン州

9県にまたがる大きな州。現在のスペイン王国の母体ともなったカスティーリャ王国とレオン王国の中心地でした。

広いだけあって、有名な世界遺産が点在しています。城壁の町アビラ、水道橋やアルカサールで知られるセゴビアなどがあります。

主な都市

マジャドリッド、レオン、ブルゴス、サラマンカ、アビラ、セゴビア

マドリッド州

言わずと知れたスペインの首都、マドリッドがあります。

マドリッド一県のみで構成されている小さな州ながら、カタルーニャ州・アンダルシア州に次いで人口の多い州です。東京には負けますが人口密度はスペインで一番です。

スペインの中心に位置する首都マドリッドは、プラド美術館や現代ソフィア芸術センターなど、多くの芸術作品に出会える場所でもあります。

主な都市

マドリッド、アランフェス、チンチョン

60-3

カスティーリャ=ラ・マンチャ地方

土地の多くが平原で、標高が高く乾燥する地域です。セルバンテスの著したドンキホーテの舞台ともなりました。

風車小屋や、ケソマンチェーゴ(チーズ)が有名です。宙吊りの家で有名なクエンカや、「スペインに一日行くならトレドへ行け」とも言われた旧都トレドがあります。

主な都市

グアダラハラ、トレド、クエンカ、アルバセテ

エストレマドゥーラ州

南部に入れましたが、スペイン西部というとこの州かも。ポルトガルと故郷を接しています。コルテスやピサロなど、南米大陸を征服した多くのコンキスタドール(征服者)の出身地でもあります。

水道橋や劇場、トラヤヌス帝の凱旋門を始めとするローマ遺跡が数多く残るメリダがあります。

主な都市

カセレス、メリダ、バダホス

南部

夏は非常に暑く、特にアンダルシア州は「スペインのフライパン」と呼ばれることもあります。湿度が日本ほど高くないので日陰はそこそこ涼しいらしいです。

ムルシア州

スペイン南東部に位置し、地中海に面しています。温暖な気候のため、果物・野菜などの栽培が盛んです。南東部にマール・メノールという塩湖があります。

ムルシア州第二の都市、カルタヘナは古く(紀元前・共和制ローマの時代)はカルタゴ・ノヴァという名前でした。世界史に出てきたのでちょっと懐かしいです。

主な都市

ムルシア、カルタヘナ

アンダルシア州

「太陽と情熱の国」のイメージはまさにこのあたりを指していると思います。禁止されている州も多い闘牛ですが、南部では現在も行われていますし。

白い村、一面のひまわり畑、フラメンコもこの辺りが本場です。スペインの観光のハイライトといえばアンダルシア州でほぼ決まりでしょう。グラナダのアルハンブラ宮殿やコルドバのメスキータ、セビージャのスペイン広場など、有名な観光地が点在しています。

主な都市

グラナダ、セビージャ、コルドバ、マラガ、カディス

60-4

諸島部

スペインはイベリア半島だけでなく、地中海・大西洋の島も多く領有しています。海の綺麗なリゾートといったイメージで、多くの観光客が訪れます。

バレアレス諸島

カタルーニャ州・バレンシア州の東の地中海に浮かぶ、多くの島からなる自治州です。

ショパンとジョルジュサンドが過ごしたマジョルカ島、クラブで有名なイビサ島などがあります。

主な都市

パルマ・デ・マジョルカ、イビサ

カナリア諸島

かなり南にあるので地図から見切れています(ごめんなさい)。モロッコ北西の、大西洋に浮かぶ島々からなる自治州です。

テネリフェ島には、スペインで一番高いテイデ(3718m)があります。火山です。

主な都市

サンタ・クルス・デ・テネリフェ

いかがでしょうか。写真は一部を切り取っただけなので、本当に参考程度にしていただきたいのですが、それでも各地域の雰囲気がかなり違うことを感じていただけたのではないでしょうか。

北は緑豊かなガリシアから、中央の乾燥したラ・マンチャ、モデルニスモ建築のカタルーニャ、そして太陽の光も眩しいアンダルシア。どこも印象が全く違って、それぞれが魅力的。

一度行ったら他の地域も行きたくなること請け合いです。

今回、州の成り立ちなどいろいろ見ながら思ったのですが、スペインの歴史が分からなすぎて完全に勉強不足です(近現代難しい)。いい加減に何か一冊読むべきですね。

それではまた!

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