当時の姿を残したローマ壁。知られざる城壁の街ルーゴへの旅

オビエドからのバスに乗って向かう次の目的地は、城壁の町ルーゴ。スペインを訪れる城壁マニア(いるのか?)には外せない街です。

バスステーションを出たらすぐそこにローマ壁があって、マニアとまではいかずとも城壁大好きな私としてはテンション上がりまくりです。

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ルーゴのローマ壁、La Muralla Romana de Lugo

スペインの有名な城壁といえばアビラの城壁もありますが、旧市街を途切れることなく360度取り囲み、しかも上を一周歩けるのはルーゴだけです。保存状態もとても良く、ローマ時代の街の姿を伝えています。

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上の地図のオレンジのラインが城壁で、一周は2266m、86本の塔のうち71本が保存されています。

門は全部で10箇所で、元々あった門は5箇所、残り5箇所は1850年〜1930年に開けられたんだとか。いくつかは二車線の道路が通るくらい大きいです。

城壁へは、最初はカテドラルの前にあるpuerta de Santiago(プエルタ・デ・サンティアゴ)から登るのが良いかもしれません。ユネスコの世界遺産に選ばれたよ、という石碑が建っています。

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街の中にはこれ以外にも城壁に登る階段などが何か所もあります。

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一周はだいたい30分くらい。

無料なので住民の皆さんが散歩したり、スポーツチームの学生さんらしきグループが走っていたり。アビラとは違って市民の生活に馴染んでいる感じがして和みます。

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壁の色は灰色で、端正なヨーロッパという北部のイメージによくあっていますね。

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この城壁が作られたのは3世紀末〜4世紀中頃。1500年も前の建築物だという事実には驚きが隠せません。

ルーゴのローマ壁についてのwiki(スペイン語)

ルーゴのカテドラル、catedral de Santa María de Lugo

ルーゴで有名なのはダントツでローマ壁ですが、カテドラルも立派です。サンティアゴ巡礼道の一部として世界遺産に登録されています。

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外側のファザードには三体の天使像、内部の主祭壇もゴールドのきらめき。

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中でもルーゴの守護聖人virgen de los ojos grandes(ヴィルヘン・デ・ロス・オホス・グランデス)の像が有名です。

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こちらが彼女(ガイドさんがくれた栞)。瞳の大きさは純粋性・神聖性を表しているのだとか。8月15日にお祭りがあります。

ちなみにこちらのカテドラルには、日本語がちょっとできるガイドさん(昔日本に2年くらい住んでいたらしい)がいます。運が良ければ会えるかもしれませんね。

ルーゴの残念なところ

こういう静かな街、しかも綺麗なローマ壁がある街は大好きなんですが、一つだけ残念なのが、ルーゴがちょっと都会すぎるということ。

例えば冒頭で有名な城壁はルーゴとアビラと言いましたが、ルーゴの城壁の外がこうなのに対して、

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アビラはこう。

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観光地としてはアビラの方が整っています。(そして天気も良い)

ルーゴは高い建物が密集してしまって、少し離れると壁が見えなくなってしまうんですよね。

アビラのあたりが平地というのもありますが、アビラの城壁って遠くからでも分かってかっこいいんですよね。特に夜バスの窓から見えるとテンション上がります。

城壁としてはルーゴの方が好きなので、アビラの環境にルーゴの城壁があったらいいいなと思ってます。周りが平らで、遠くからも見えたら素敵だろうなあ…

観光シーズンをちょっと外したというのもあると思うんですが、ルーゴはローマ壁以外有名な物があまりないので、観光客もそれほど多くない静かな街です。

でも人も優しい。ホテルの人は言葉のつたない私に一生懸命電話で説明してくれたし、レンフェの紳士も営業時間外なのに「切符買いたい?」と窓口を開けてくれました。

何にもしないで三日くらい過ごしたくなる街です。是非どうぞ。

(ただし観光には半日あれば十分です)

第五回、さらにマイナーな港町ア・コルーニャへ向かいます。

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