優先順位の変化も自分の成長の証。罪悪感を持つ必要はありません

長く続けてきたことから離れるのは、なんだかとても違和感があります。私は先日、長期のお休み前最後の発表会に参加しました。

こんにちは、下手の横好き三味線弾きのnao@suiheilineです。楽器は友達!

大学に入学したのが2007年のこと、三絃に出会って早8年が経とうとしています。今まで、毎日欠かさずとは言えませんが、楽器にはかなりの時間を割いてきました。大学時代はもちろんのこと、卒業した後も片道一時間半かけて毎週お稽古に通い、時間を作っては家でこっそり練習する日々を送ってきました。

でも、これから私は自分の夢を現実にさせるために動くと決めたのです。日本でないかもしれない、自分で選んだ場所で生きていきたい。いつか、自分の店を持ちたい。

留学に挑戦するのをやめる言い訳にしてしまうほどハマっていた楽器ですが、これも必要なステップ、と思って無期限のお休みをいただくことにしました。

それに最近、以前とは自分の意識が変わってきているなとは薄々思っていたんですよね。

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自分はどう変わったのか?

三ヶ月ほど前からでしょうか。以前よりも練習量が減っているなと思うことが増えました。学生時代と比べては仕方ないにしても、去年よりも弾いていない。特別忙しいわけじゃないのに。週に一回のお稽古の間、一回も練習しなくてそのまま次回のお稽古に向かったり、前回と同じところを克服できずにそのまま間違えることも増えました。本当に申し訳ない…

楽器のことを考える時間も減りました。前は何度も何度も繰り返し音源(模範演奏)を聞いたり、電車の中でも譜面を眺めたり、何かをやりながら歌を練習したり、そういう風に過ごしていました。

でもそういうことが減りました。やりたくてやりたくてたまらないけど他にやりたいことがたくさんあるから時間がない!ではありません。やりたいと、そこまで思わなくなったのです。

それに気づいた時、とても驚きました。そして、夢を実現させることに意識が向かって、楽器を好きじゃなくなってしまったんじゃないかと自分で不安になりました。

結局は思い込み?

私は自分から見ても他人から見ても楽器の大好きな人間でした。だから、何をおいても好きなことを訊かれたら楽器を挙げてきたし、私は本気で自分は三味線とスペイン語で出来ていると思っています。いや、いました。

今まで楽器の優先順位が低い状態に一回も陥ったことがなくて、強く動揺しました。私にとって楽器は、学生時代から一貫して大好きで時間をかけていたものだったからです。

私は自分で「自分は楽器が大好きな人間」だと思っていて、そのはず・そうあるべきだと思いこんでいたのかもしれません。こうした自分の変化を、しばらく認めることができませんでした。

「おかしい」「そんなはずない」「やりたい」「やらなきゃ」…でもなんだかやる気が出ない、楽器を弾いていても楽しいは楽しいけど、前みたいじゃない。そんな気持ちは、舞台が近づいてきても全然変わりませんでした。私は、楽器を好きではなくなってしまったかもしれない自分にがっかりしました。

当たり前のことなんです

けれど、その時の状態によって、興味や関心が移り変わっていくのは当たり前のことです。たぶん楽器を始める前の私にも、なにかしら好きだったことがあったはずなんです。忘れるくらいのことだから、そこまで強い気持ちじゃなかったのかもしれませんが。

自分はこうあるべきなのに・なのにできない、一番だったものの順位を下げる罪悪感を抱えながら、その状態に戻ろうとするのは苦しい。何か理由があって好きになったり嫌いになったりするものじゃないんだから、好きになろうと自分で足掻くのは、どうしようもなく不毛です。

その時によって他に時間をかけるべきものがあるかもしれないし、自分の中で大切なものが変わっているかもしれない。私は、それを自分で自覚する前に自然と意識が変わっていたということ。ほら、考えるな、感じろって誰かも言ってたでしょ。あれに似ている。

人間ずっと変わらずにはいられないんです。そんなの当たり前のこと。優先するものが変わるのは、新しい世界へ・新しい一歩を踏み出しているということ。自分が成長しているということ。

だよね!?

心配することなかった。やっぱり好き

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それに心配しなくても、私はやっぱり三味線が大好きだった。今回の発表会(納会)ではトリを務めさせていただきましたが、弾き終わって思ったのはもっと弾きたいってこと。演奏は全っ然納得のいくものじゃなかったし、やっぱりまだまだだなって思えた。

人前で弾くのはこれが最後なのかなあと思ったら、急激に寂しくなったりしてね。きっと永遠に好きなままなんだと思う。自分のいる場所や興味が移っても、きっとその気持ちは変わらない。

優先順位に変化があっても、それは悪いことじゃないし、がっかりしなくていいんです。許してあげましょう。自分が新しいステージに向かおうとしている証拠です。

それが好きだっていう気持ちはいつまでも残るから、大丈夫。

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じゃあまたね!という気持ちです。

いつになく感傷的なnaoがお送りしました。

それではまた。

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